上手にキャリアアップしよう!
ライター・イベントプランナーとして活動しつつ、3人の子どもを育てているwakaです。
いざママが開業し、個人事業主として起業した場合、すぐに仕事が入ってくる人もいれば、そうでない人も多くいます。そういった場合の手段として前回は企画書の書き方を解説しましたが、今回は仕事を得るためのキャリアアップについて書いていきます。
キャリアは人から与えられるものではない
『キャリアは人から与えられるものではありません』つい先日のことですが、仕事で知り合ったライターさん(ランサーズの認定ライターとのことでした)とお話しをする機会があったのですが、その方は取材記事を書いている、仕事が欲しいということで相談されました。実際に掲載されているサイトを確認したのですが、取材ライターさんであるにもかかわらず、明らかにスマホで撮影したと思われる画像(しかも見る人が見ればピンボケしています)、構図も魅力的ではなく、文章もいたって普通。
ですが、ご自身はランサーズの認定ライターで取材記事については自信があるようで「1本あたり20,000円以上の仕事を紹介してください」とのことでした。
うーーーん。悩んでしまいました。彼女は自分の記事がwebに掲載されたことをあまり考えていないのか、全体の写真と記事のバランスも悪く、正直そんなに高額の依頼を取れる内容ではありません。本来なら、アドバイスするべきだったかもしれませんが、彼女からお金をいただいたわけでもありません。『タダ』でアドバイスが欲しいという人だったので、私も曖昧な返答しかしませんでした。
ここでポイント
お金が欲しい、欲しくないといえばもちろん私もお金は欲しいです。ボランティアではありませんので。ですが、一番言いたいことは起業したママの中には「アイデアや技術をタダで教えてもらえる」と思っている人がとても多いことです。他者が長年培ってきた技術をタダで教えてもらうのは技術泥棒といってもいいと思います。そして、そういった方達はほぼ100%真剣に話を聞いてくれません。「自分は頑張ってるのにうまくいかない」「自分のことを認めてもらえない」ということを他人に認めてもらい、同調してほしい人がほとんどです。本気で起業を目指すなら、こういった方達にならないように気をつけましょう。
本当に必要なスキルは何かを見極めよう
例えば、あなたが広告などのデザイナーとして起業するとしましょう。その場合、元々Photoshopやillustratorなどのスキルはあるかと思いますが、仕事があまり来ない。そういった場合どうしますか?私なら、デザインの勉強をします。実際に大学で教えている先生に商業デザインについて学ぶ機会があり、空間の活かし方などの実践的な教えはとても学びになり、ライティングだけではなく全体のデザインも可能になりましたので仕事の幅が広がりました。(クライアント側からすれば、一度にデザイン・ライティング・撮影が可能な人間は重宝します)
ですが、例えば流行しているからといって野菜ソムリエやフードマイスターの資格を取得するとなればどうでしょう。どちらも中途半端になり、仕事にプラスにはならないと予想できますよね?
ハンドメイド系で起業されている方は、色々な協会の資格を取得される方も多いですが、これも取得しすぎるとお金だけがかかってしまい、いわゆる元が取れない場合もあります。資格取得にかかる金額と今後見込める売り上げをシビアに考え、本当に必要なものだけ学ぶようにしましょう。
人の話はアナタの財産になるかも!?
女性は私も含めおしゃべりが大好きです。愚痴や悩みを話してスッキリしたい!とついついおしゃべりになってしまいますよね。友達同士ではこれでもいいのですが、仕事関係の方の前でも自分の事ばかり話すと損をする場合があります。相手のちょっとした一言が自分の仕事にプラスになったり、アドバイスをしてくれる人もいます。私は、取材ライターもやっていますので、「人の話を聞く」ということを仕事として常に意識するようにしています。そうすることで相手(クライアント)の要望や、何を伝えたいのかがよくわかるからです。よく話を聞く人は得をすることはあっても損をすることはありません。
逆に自分の話ばかり、しかも関係のない子どもや夫の話などをする人は聞いている方は辟易してしまいます。相手はお友達ではありません。何より相手の貴重な時間をあなたの愚痴や悩みでつぶしてしまっているのです。そういった方は徐々に仕事を失うこともありますので、仕事中はママであることを意識せず、一人の個人事業主・起業家として気持ちを切り替えることが重要です。
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人のアドバイスは何でも一度素直に聞いてみる
人からされるアドバイスには耳が痛いものもあります。プライドが傷つけられることもあるでしょう。前述したライターさんには「私だったら撮影やライティングのスキルアップを考えると思います」ぐらいのアドバイスをしました。するとその方は「私はランサーズの認定ライターで、仕事もたくさんもらっている。そういうことを言ってほしいのではなく、具体的にどこなら仕事があるか教えてほしい」というような返答でした。
別に私の方がライターとして上なわけではありませんが、人にアドバイスを求めてその返答が心地よいものではなかったから、思い描いたものではなかったからと全否定するのは得策ではありません。どんな嫌な人が言ったことであっても、自分の仕事のヒントになる場合があります。人から言われたことはどんなことでも一度自分の中に取り込んで、考える癖をつける。それだけできっと仕事にとってプラスになるはずです。
まとめ
今回は上手なキャリアアップの方法でした。人に教えを本気で乞いたい場合はきちんとお金を払って覚悟を決める。そうすることで相手にも本気さが伝わります。また、スキルアップの資格は今の自分に本当に必要なものを厳選しましょう。そして、人に話すばかりではなく、人の話を聞く。話すよりも聞く能力を高め、自分のキャリアアップに役立ててください。