脱プチママ起業!きちんと稼げるママ起業家になろう

ママ起業が流行る中、ちゃんと稼いでいるのはほんの一部。きちんと稼げるママ起業家を目指すアナタを応援します!

今増えているママ起業とは?

ライター・イベントプランナーとして活動しつつ、3人の子どもを育てているwakaです。

ここ数年、ママ達が起業するケースが増えています。「子どもも大きくなったし、自分の好きなことをしてみたい」「自分の趣味を生かした仕事をしてみたい」人によって起業する動機は様々ですが、「少しでも稼ぎたい」でもほとんど稼げていない、稼いでも月に1万円程度というママが多いのも現状です。

今日から少しずつ、起業を成功させるヒントをお伝えしていきますが、第一回目は起業するのに必要な開業届などの手続きがなぜ必要かをお伝えします。

 

 

そもそも起業とは?

起業は実は誰でも可能です。お住いの地域を管轄する税務署に開業届を提出し、国に「私は個人事業主として働きますよ」と宣言すればだれでも個人事業主として起業できるのです。

[手続名]個人事業の開業届出・廃業届出等手続|申告所得税関係|国税庁

この開業届と同時にぜひ青色申告承認申請手続きも行いましょう。

[手続名]所得税の青色申告承認申請手続|申告所得税関係|国税庁

どちらも初めてだと敷居が高い、お金で解決できるなら代行業者に頼んでしまおう、と思うかもしれませんが、個人事業主はとにかく自分でやることが多い。このぐらいの事務手続きで二の足を踏むぐらいなら、起業は考え直したほうがいいかもしれません。

開業届や青色申告承認申請手続きは国税庁のHPを参考に書いてみるとよいでしょう。また様々なサイトでも書き方を紹介していますが、どうしてもわからない場合は、直接税務署に聞きに行き教えてもらえます。国税庁と言うと敷居が高いと感じるかもしれませんが、彼らは申告の時も相談に乗ってくれたり、初心者向けの申告講座があったりと、個人事業主にとっては強い味方だったりします。

 

 

ママに多い”ヤミ起業”

ママに多い「ヤミ起業」。この言葉、私が勝手に名付けたのですが、自宅などでお教室を開いている講師の方で、積極的に宣伝活動などをしているのに実は開業届を出していなかったなんてことも。自分で事業をする場合は例え年間を通してマイナスになってしまったとしても、確定申告は義務です。働いて金銭を得ているのに、届け出ないことは違法となる場合もありますので、注意しましょう。

「めんどくさい」「大した利益もないのにもったいない」という声はママ起業家さん達とお会いし、税務関係のお話をするとよく言われる言葉です。正直、その方がどんな素晴らしい講座やお仕事をされていても、国民の義務である納税すらキチンと出来ていない。そういった方は私は信用しません。こういった方は領収書を切りたがらなかったり(書き方すら知らない)する場合も多く、企業とお仕事をする場合に大きなネックになります。

 

個人事業主になるメリット・デメリット

個人事業主になるメリットとして私が感じているのは、経費として計上できる支出が多いこと

・書籍(仕事に関わるもの)

・家賃(自宅で作業する場合、1/3~1/6など働いている時間により算出)

・光熱費(こちらも自宅で作業する場合、労働時間に対して一定の割合を算出)

・文房具(ペン、ノートなど消耗品)

・交通費(打ち合わせや取材にかかる移動費)

・車両費(車を仕事用に購入した場合、もしくは自家用車を仕事で利用する頻度に応じて一定の割合を算出)

など、パートではいわゆる「持ち出し」になる金額も個人事業主では経費として計上できる場合があります。経費として認められるものは職業によって違いますので、わからない場合は税務署の青色申告講座で相談するか、直接窓口で聞いてみてもいいでしょう。

逆にもちろんデメリットもあります

・保育園に入りづらい(地域にもよりますが、子どもがいても働けているという実績が逆にマイナスに取られることも)

・病気や急用ができても休めない(代わりになる人がいない場合が多く、どんな事情があっても休むことは信用がなくなると思うと休めない)

・収入が不安定

特に収入に関しては、最初は中々思うような収入を得ることが出来ません。自分がいくら稼ぎたいのか、いつまでにその金額を稼げるようになりたいのかを起業前に考えておくことも重要です。

 

起業=キラキラした仕事 ではありません。起業したいママ達の何割かは「起業してキラキラしている私」ばかりイメージして、起業すること自体が目的となっていますが、ここに書いたような手続きは半日もあれば完了します。つまり、起業はすぐに誰でも出来るのです。起業した後の自分のセルフイメージをきちんと持つことが失敗しない起業にもつながります。