脱プチママ起業!きちんと稼げるママ起業家になろう

ママ起業が流行る中、ちゃんと稼いでいるのはほんの一部。きちんと稼げるママ起業家を目指すアナタを応援します!

ママが起業する場合に必要なお金を考えてみよう

ライター・イベントプランナーとして活動しつつ、3人の子どもを育てているwakaです。

今回は、ママが起業するにあたり、実際にどれぐらいのお金が必要か考えてみましょう。起業にはスキルや人脈ももちろん大事ですが、いくらまで自分で動かせるお金があるか、ランニングコストはどれぐらいかかるのか、売り上げがない場合どの期間お金が続くのか(体力があるのか)それぞれ考えてみましょう。

 

 

開業するまでにかかるお金を計算しましょう

まずは開業するまでにかかるお金を計算してみましょう。私が行っているライターやプランナーの仕事を開始するにあたり、かかったお金を公開します。

  • 名刺代(約2,000円)
  • チラシ(5,000円)

 約7,000円です。あまりに安くて拍子抜けした方もいるかもしれませんね。私の場合は、独立する前にライター・プランナーとしての実務経験があったために、独立にあたり特に研修や講座などを受講しなかったためこの価格になりました。

 

私の知人に「ベビーマッサージ教室」を主宰されている方がいるのですが、彼女の場合は

 ほどかかったそうです。

同じく、民間の資格取得をした上で開業するママは概ね100,000~300,000円ほどかかるようです。

開業にかかる費用は回収できる見込みがあるか判断しよう

開業には100,000~300,000円ほどかかることがわかりました。このぐらいのお金をかけても開業したい!やりたいことがある!という方がほとんどだと思います。ですが、ここで考えたいのは「ランニングコスト」についてです。

ランニングコスト - Wikipedia

ランニングコストについての説明を詳しく知りたい方はWikipediaをご覧ください。簡単に言うと「1か月事業を行うのにどのぐらいの経費がかかるのか」ということになります。ここでも私がライター・プランナーとして仕事をする場合、1か月間にかかる経費をご紹介します。

  • インターネット利用料金(4,000円)
  • 交通費(10,000~20,000円)
  • 交際費(5,000円)
  • 携帯電話料金(3,000円)

インターネットはメールやチャットなどのやりとりなどで、どんな起業をする場合でも必須アイテムでしょう。交通費に関しては車や電車によって違うかと思いますが、主に電車移動をする私の場合はこれぐらいの金額がかかります。私は事務所を構えていませんので、基本的にどこかに出向いて打ち合わせということになります。その際に会社にお邪魔する場合もあればカフェなどで打ち合わせをすることもあり、カフェの1か月の利用料金は5000円程かかっています。また、携帯電話は仕事用として使用するもので、開業する際には必須アイテムですが、コストをかけたくないので私は楽天モバイルを利用しています。

 

 

このように私の場合は、1か月事業を行うのに、平均して25,000円ほどのコストがかかっています。ですので、25,000円は最低でも稼がないと赤字になるわけです。事業によってかかるコストは様々ですが、ママ起業家さんの場合はみなさん大体同じぐらいのランニングコストがかかっています。さらに、資格を取得して事業を始める方の場合は取得にかかったお金を1年かけて回収すると考えたとしても、この金額にさらに20,000~30,000円は稼がないとマイナスになってしまいます。

意外とあなどれない!?ママ起業家同士のお付き合いにかかる金額

私はママ起業家さんのブログのリライト(書いたものをよりよい文章に直す)を手掛けたりもしているのですが、リライト作業で知り合った方のブログを拝見していると

 

「今日は〇〇教室の〇〇先生の講座に遊びに行ってきました~♪別業種の講座を受講してリフレッシュしちゃいました♪」

「この間参加した〇〇というイベントでは、色々な先生のWS(ワークショップ)を体験して勉強になったし、楽しかったぁ♪」

 

などの文章をよく見かけます。知り合いの講師業をされている方にお話をお伺いすると、ママ起業家さん同士でお互いの教室に行きあうことは非常に一般的だそうで、自分が稼いだ額と同額、もしくはそれ以上の額を他の方の講座に費やす方もいるそうです。

でも、それってどうなんでしょう?健全な起業といえるでしょうか。私がその話を聞いた時は「子ども時代のお客さんごっこの延長だな」と思ってしまいました。お付き合いを大事にするのはとても良い事だと思いますが、利益をすべて使ってしまうようなお付き合いは果たして必要ですか?「私は起業したばかりだから人脈を広げたいし」と思うかもしれませんが、そういった場所に参加されている方は、アナタと同様、儲かっていないママ達が多いのです。そういう場に必要以上に行っても、自分の事業のためにはならないと思っておいたほうが良いです。

ちょっと厳しく書いてしまいましたが、起業したての方で一番利益がでない原因が実はこの「ママ起業家同士のおつきあい」なのです。同じように「異業種交流会」や「ママ起業家交流会」も私も何度か参加したことがありますが、参加される方のほとんどが「仕事がほしい」と思っている人ですので、参加しても仕事につながる可能性は低いと言えるでしょう。

ある程度の金銭的体力を準備しておこう

ここまで書きましたが、事業を始めてすぐに利益が出る人はそうそういません。私の場合は、独立前の収入を得るまでに約半年かかりました。半年の間に今までのコネを使った営業だけでなく、興味のある企業やプロジェクトに自分から営業をかけたり、ランサーズなどを通してwebライターとして活動したりしました。

 

それでも、最初は赤字。心の中では非常に焦っていましたが、実は私の中で「2年間はマイナスでも続けよう」と決めて、2年間分万が一赤字だったり、収益が低くても生活に支障がないように開業前に貯蓄をしていたので、2年間は続けられる金銭的体力を確保してからの開業でした。これはとても重要なことで、「300,000円貯金出来たから事業をはじめよう!」と思っていざ始めると、確実に行き詰ります。事業を開始すると思いも寄らぬ場面での支出が多いことに驚かれると思います。私の場合は、プリンターが故障し買い替えることになったり、プランナーの仕事で人を雇うのに人件費が必要になったりと、急な出費は必ず出てきます。「収益が上がらなくても何年までなら続けられるか。事前にいくら事業用に貯蓄ができるか」は開業前に必ず考えておいきましょう。

事業資金はなるべく自分で用意しよう

これは前項に通じるものがありますが、事業資金についてです。都道府県によっては補助金事業などもありますが、それはあくまで開業した後に得られるお金です。最初はなるべく自分で資金を用意するようにしましょう。

よくあるパターンとして、夫から「やりたいことがあるなら、家のお金を使って頑張ってみなよ」と言われて、夫婦の貯金から事業を始める。これは一見何の問題もないように見えますが、自分の中では「半年は利益が上がらなくても頑張ろう」と思っていても夫は「すぐに利益が出ないならパートにいけばいいのに」と思っていたら、そこで夫婦間の亀裂が走ります。夫婦共同財産なので、私のもの!と思うかもしれませんが、夫側からすれば「俺の働いたお金なのに・・」と思いますよね。

これでは無意味な夫婦間のトラブルを招いてしまいます。事業資金は自分の結婚前の貯金や、結婚後のパート代などで自分で捻出するようにすることで事業に専念することができます。また、銀行口座は開業後は個人事業主でも「屋号」で契約することができますので、屋号を使われる方は開業後に新しく口座を開設し、そこに事業資金を移しておくとよいでしょう。ランサーズを使用する際には楽天銀行が振り込み手数料が少なくオススメですし、その他の方はジャパンネット銀行が比較的屋号での口座開設が容易なのでオススメですよ。

起業するためにかかるコストのまとめ

いかがでしたか。開業するにあたり、開業資金・ランニングコスト・金銭的体力が必要だということがおわかりいただけたでしょうか。私の言う「ママ起業家になる!」ということは、プチママ起業のように月に1~2万円稼げたらいいな、というようなものではなく月に200,000円は稼ぐ、一般企業に勤めているぐらいのお金を稼げるようになるということです。少し厳しいことも書きましたが、金銭的な事業計画をしっかり練ることで心も金銭にもゆとりができ、事業に専念することができます。